あるとき鹿児島東市来の美山というところで窯元祭りが開かれてました。この祭りの中で陶芸コンテストがありました。コンテストといっても参加者は一般の人。いろんな作品が出没するようです。純粋に器を作る人,毎年の常連さんで普通の物では飽き足りず,かなり造形物に走る人,子どもから大人まで参加しますからねぇ。 形を作ったところであとは窯元の職人さんが焼いてくれます。 そうそう,職人さんが言ってました。肉厚の厚い物は中の空気や水分のせいで爆発するんですって。 皆さん気をつけましょう。 で,この祭りに行ってきました。意外に人も少ない。 ゆっくり見て回れるし,コンテスト優勝もいただきということで会場を探すことに。 「すみませ〜ん。陶芸コンテストの会場ってどこですか?」 「・・・・・3日前に終わったよ。」 「・・・・・・・・・・。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 ・・・・この日は窯元を見て帰りました。 できないとわかれば逆にやりたくなるのが人のサガ。 というわけで決めました。 「陶芸家になったるっ。」 |
1.造形 2.乾燥 3.素焼き 4.施釉&本焼き 5.完成品(アートフェスタ) 現在の状況
準備
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レザークラフト同様やっぱり基本は大事でしょう。 ・・・というか今回も全く何も知らないので本を買いました。 もちろんインターネットも見ました。 本屋も3軒ハシゴして自分の脳みそにあった物を選出。 その名も「はじめての陶芸」 OKです。 何事も初めが大事です。 みんな初めははじめてです。(あたりまえか) というわけで,この本かなり写真付きでわかりやすいです。 ついでに言うと写真を見ながら説明を読んでいるとホント簡単にできそうで 職人レベルの技術をもった人間になったような気になります。 まぁ ホントわかりやすいです。 |
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土です。今回もインターネットで買いました。 美濃焼のお店の取り扱ってる土でした。 ひょっとしてボクの焼き物も美濃焼になるということでしょうか。 土にもいろいろあるようです。 ボクの買ったのは書いてあるとおり「白土」。サンプルで赤土3kgも付いてきました。他にも乾くとグレーっぽい感じになるものなどもあります。 本を見ると結構仕上がりの感じも違ってきますが,その他粘りけの違いなどで電動式ろくろにあっているタイプや手ひねり(回転させない状態で作るやり方)に適したタイプなどもあるようです。 まぁ こんだけたくさんあるのでとりあえず作りたい物を片っ端から作ってみたいと思います。 ちなみに水を混ぜすぎたものは乾かせばいいのですが,一度乾いたものに水を混ぜた場合,1ヶ月ほど寝かせた方が粘り気がでていいそうです。 |
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陶芸は基本的には手で形を作っていきますが,底の角をつけたり,内側が手が届かない状態など道具を使います。削ったりするのにも道具がいりますよね。 左から切り弓:口部分の高さをそろえる時に使います。実際針金を張ってあるだけなんですけど結構使いやすいです。 掻きベラ・カンナ:削り取る時に使います。指では鋭角な削り面が出ないのでこれを使うと作品が引き締まります。裏の台部分などを削り出す時にも使います。 コテ:これは手の届かない時とか指では滑らかな面ができない時などに使います。 針金:うっすらと映ってるので見えづらいのですが,この針金は最後にろくろから作品を切り離す時に使います。綺麗に切り離すのって結構難しいんですよね。 中央の丸い台が「手ろくろ」。台に乗せて作品を仕上げていきます。手ろくろでの作品づくりが手軽でやりやすいです。やり方も「手びねり」,「紐づくり」などがあります。台がクルクル回せるので使いやすいです。 そして一番右側,今回の相棒「電動式ろくろ」。すばらしいです。いかにも陶芸って感じで,これを回せば陶芸家になったつもりになれます。爆。使い方は右足で回転速度を調整しながら使います。オークションなどを見ても3,4万円で中古が出ているようです。う〜む。欲しくなります。マイマシ〜ン。 この他「タタラづくり」というやり方もあります。 |
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で, 買ってしまいました。爆 というかやっぱりやってるうちに欲しくなるのが人のサガ。 まずは電気ロクロ。 あの普通のロクロを買うには重すぎて躊躇してました。これは6kg。手軽です。どこへでも持っていけます。発電機を持っていけば公園でだってできます。爆 オークションで自作のロクロを作っている人を見つけたので電話で問い合わせました。 「すみません。ペダルも欲しいんですけど。。。」 なんとOK。それから1ヶ月かけて特注で作ってくれました。しかもかなり安くて。 TRL工芸の東郷さんありがとうございました。大満足です。 あぐらでもこたつでも台に乗せてペダルでもどんな体勢でも使えます。 続いて窯。 これは「陶職人」という内径が直径30cmくらいの窯です。家庭用100V電源で使えてタイマーやら温度設定やら使えて便利です。出力100%にするとちょっとコードが熱くなるところが心配ですがじっくり焼くぶんにはノープロブレムです。 大きな窯は200Vなので工事とかいろいろ大変ですもんね。 これもオークションでかなり安く買いました。 で手ろくろ&その他。 電気ロクロを購入したのでそのための道具も一式買いました。 まぁコテに関しては木工が専門ですから創りたい物に合わせて自作したいと思います。 |
いよいよ制作過程です
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まずは練り込み。 荒練りと菊練りがあります。大ざっぱに混ぜ合わせるのが荒練り。土というのは場所によって堅さが異なったりします。それは乾きや質によるもの。これを荒練りで均一にします。まぁボクのは購入した土ですから均一になっていますけどね。一応気分です。気分。 次に菊練り。というかできないので菊模様になりません。爆 これは中に混ざってる空気を抜く作業です。まだ逆に空気が混ざってしまいそうですが,土を持ち上げながら押し出すように混ぜていきます。 練り込みが終わったら作品にあわせて土を取り,丸めます。このまん丸さが次の過程で意外にやりやすさが違ってきます。 |
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いよいよろくろに土をセッティングします。ろくろの中心に水をつけてからど真ん中に土を置きます。本には上から落とすと書いてありましたが,失敗したので静かに置きました。笑。その後上からぎゅっぎゅっと押さえつけました。 ゆっくり回しながら土の位置を真ん中に修正していきます。ふくらみも均一になるようにできるだけこの時点でやった方が良いです。ある程度均一になったら全体に水をつけ,ろくろを回します。 いよいよ制作に入っていきます。 |
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これが結構大変なんですよね。 初めは引き上げができないんですよ。本には回転を早めにして土を包み込むように,持ち上げるようにと書いてありましたが,ホントに持ち上げてしまったり(爆)水が足らなくて摩擦で捻れてしまったりしました。 ただ力加減と水の量の感じがわかるとできなかったのが不思議なくらいすすすっと上に伸びていきます。 できた時には思わず「おおぉっ」と叫んでしまいました。一緒にいた人も「おっほっほっ」と奇妙な笑い声。 実際かなりうれしかったですね。陶芸家の第一歩踏み出しました。笑 さてこの後せっかく引き上げたんですが,また押し下げます。泣。 引き上げ,押し下げを5,6回繰り返して中の空気を抜きます。これが「土ころし」と言う作業です。 「土ころし」が終わったら「土取り」をします。 「土取り」というのは作品の大きさに合わせて高さと大きさを決める作業です。今回はコーヒーカップですから少し小さめの大きさになります。 やっと「成形」に入ります。両方の親指で縁を挟み込むようにして穴を開けていきます。この時水の分量が足らないと摩擦で捻れてしまったりしますから力加減と水加減には気をつけましょう。 ただ,中に水を入れすぎると土が割れたようになってしまうので中にはドベを,外には水をつけます。 この作業でねじ切ってしまって,徐々に粘土が少なくなってしまうことを多々ありました。 その時は「おちょこ」制作に計画を変更しました。笑 |
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さて,穴の深さが決まったらいよいよ広げていきます。このとき広げ方を強引にすると厚さが均一にならなくて裂けてしまったり,歪んでしまったりします。ゆっくり徐々に広げていきます。 この時点で縁の高さが不均一になってしまった場合には「切り弓」で切り取ります。そのまま進めると重さの違いで歪みや裂けの原因になるので注意しましょう。 何はともあれここまでくれば後は楽です。 徐々に厚さや大きさ,開きの角度を調節していきます。 |
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これは皿制作なのでめいいっぱい開きます(少々広げすぎましたが。笑)。普通の皿と違って真ん中にカップを乗せる窪みがあります。あとは厚みを均等に,底の台部分が狭くならないように気をつけます。 見えない部分ですが裏の面も綺麗に。 |
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「成形」が済んだら切り糸(針金)で台の部分から切り離します。これは少し乾燥させてからの画像です。 逆さにしたりするためそのままだと扱いが難しいですもんね。ただ,削る作業には少し乾きすぎのようです。 普通は2,3時間くらいで柔らかいうちにやるようです。 |
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台部分の削りだし作業です。 左側が削る時にのせる台です。この上に皿を乗せますが,くっつきをよくするために真ん中が少しへこませてあります。 この台の上にのせて皿がきれいに回るように調整していきます。この作業は慎重にしないとこの後が非常に大変になります。あと,しっかりと押しつけて固定しておくことも重要です。削っているうちにずれてくると歪んでしまいますもんね。 |
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「カンナ」を使って台部分を削りだした様子です。 「カンナ」はどちらかというと引っ掻くような感じで削り取っていきます。生乾きの軟らかい時にするときれいに帯状に削りカスが出ます。今回は少し乾きすぎだったので,ガリガリと引っ掻いてしまいました。削りカスもボロボロしてました。 完成品が右側です。結構いい感じ。満足です。 |
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これはカップです。穴を開けた状態から徐々に形を作っていきます。このときは2回ほど失敗してかなり土の量が減ってます。笑。 前回のカップが少し開き気味でティーカップになってしまったので,今回は丸めになるように心がけました。 カップの場合,とくに口の当たる部分の成形に気をつけます。開きすぎだと飲む時に横からこぼれそうになります。笑。 また,厚さも厚すぎると飲みにくいですよね。少し薄めに,そして少し開き気味で作るといい感じになるようです。 口の仕上げはなめし革を使うそうですが,今回は乾いてからサンドペーパーで仕上げます。 |
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少し乾いてから持ち手部分を作ります。形を作ってから接着部分に「ドベ」と呼ばれる水を多く混ぜた土をつけます。 あまり乾いてからだと収縮率の違いでひび割れてしまうのであくまで少し乾いてからがいいです。 あ そうそう。手持ち部分は自分の指が入るかどうか確かめた方が良いですね。意外と形には気がいくんですけど,うっかりしやすい部分だと思います。 で,完成です。 あとは一週間くらい乾燥させます。その後,素焼きします。 |
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これがカフェに持っていくために制作したマイカップ。 皿とカップですが,この後の素焼き,本焼きが非常に緊張します。 |
これはコーヒーカップのつもりでしたが,ティーカップになってしまいました。 一応ペアカップとしての制作です。 |
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いやいや陶芸らしい作品です。笑。 花瓶ということで作りました。 画像ではかなり大きい作品に見えますが,高さ20cmくらいの作品です。 |
一応変わった感じのビヤグラスを作ろうと思ったらこんなのになってしまいました。笑 | |
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花瓶U これは上の物より少し大きめです。 下側を少し丸く,上を少し平面にして入り口を小さくしてみました。 結構力作でしたが,爆発してしまいました。泣 |
湯飲み 今回の湯飲みは寿司屋で出てきそうな真ん中が少しくびれた大きな湯飲みです。湯飲みって陶芸らしくていいですねぇ。 |
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首長花瓶 これは難しかったです。 首が長くなると途中でねじれが出てくるため,その修正で時間がかかりました。かなり時間かけたんですが・・・・爆発。激泣 |
ミニカップ 少し小さめのカップ。普通の半分くらいの大きさです。最近慣れてきてどんどん作れるようになってきました。 |
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いよいよ素焼きになります 水分が抜ける過程で見てわかる程度の収縮があって,だいたい9割くらいの大きさになります。 急激な乾燥はひび割れの原因になるので風通しの無い場所で全体が同じようなスピードになるようにじっくり乾燥させます。水分が残ってると水蒸気爆発を起こすそうです。大丈夫なんでしょうか。。。 そういえば素焼きって重ねて置いてもいいそうです。ここでは皿とカップが重なっています。 初めての作品達,船出を見送る親になった気分です。笑 「うまく焼き上がるんだよぉ〜」 ドキドキしながらスイッチON! |
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素焼き途中。 中からうっすらと煙が出てます。 素焼きの温度は800度まで上げます。温度計を見ながら弱でゆっくり200度まで上げていきます。200度まで上がったら今度は強に切り替えてから800度まで。ここでも急激な温度変化はひび割れの原因になるのであくまでじっくり。 途中,ボンって音が。泣 何か爆発したようです。 |
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素焼き完了。 ・・・・・爆発は一番の力作,首長の花瓶でした。泣 ・・・・非常にブルーな気分です。 下の部分が粉々に破裂してます。 練り方が甘くて中に空気が入ってしまったんでしょうか。それとも水分が入っていたのでしょうか。 いろいろ理由が考えられますが,実際底の部分はかなり厚みがあったのでその中の空気が原因だと思います。 何にせよ他の作品は破片まみれになってますが,爆発の影響で欠けたりがなかったのでよかったです。 |
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割れた首長花瓶です。結構あついですよね。底 また再チャレンジしたいと思います。 結構いい形だったのに残念です。。。 |
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素焼き状況です。 首長花瓶の反省をもとに小さいものにチャレンジです。笑 普通のカップに見えますが,前の白いものは普通の大きさの半分位の大きさです。 コーヒー1杯飲むのって結構時間かかります。ボクは猫舌ですから。笑 ちょっと一口ってときに使うようなカップを作ってみました。 もしくはエスプレッソ。これに合わせて皿も作りたいと思います。 それにしてもこのサイズはずいぶん慣れてきてどんどん作れるようになりました。右側が素焼き待ちの作品です。 フリーマーケットに出せるくらいの量を作りたいと思います。 |
いよいよ施釉です。 陶芸家の人達は形もですが,どれだけいい色や模様を出すかに日夜努力してるそうです。 でも,釉薬の流れ方とか運任せらしく,傑作といわれるものはかなりの数焼いた中の一つということも多いそうです。 しかも同じ物は2つとできないので値段もそれなりに上がっていくとのこと。 ということをふまえて釉薬をつける作業,施釉をしていきます。 って初めてだからわからんです。爆 とりあえず今回は黄土色っぽくなるものと透明になるものとを使いました。 陶芸用の絵の具があったので透明なものの方にいくつか塗ってみましたが,カチカチに乾いてたのを水で少しずつ戻して使ったのでどうなるかはわかりません。 |
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まずは釉薬をつけたくないところに撥水剤をつけていきます。 この撥水剤,かなり強力にはじきます。 高台(下の台部分)のところに塗って本焼きをした時に釉薬で下とくっついてしまわないようにします。 この他にも釉薬をつけてから拭き取るという方法もあります。 |
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緊張の一瞬です。 撥水剤をつけたところを持って一気につけます。 手首のスナップを使えば一回で内側と外側を同時に施釉できるようですが, できないのでスプーンで内側をやった後,外側をやりました。 だいたい浸けて1,2,3と数えるくらいでいいそうです。 爪で擦って粉になるくらいが適度でボロっと剥がれるようだと厚く,粉がでないくらいだと薄いそうです。 素焼き状態の器は非常に水を吸い取ります。釉薬から上げた途端に乾くので表面に釉薬が吸着するという原理のようです。 何度もするとあまり水を吸わなくなってしまって釉薬が付く前に流れてしまい表面に残りません。 そういう時は一度時間をかけて乾かしてやると再度できます。 |
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とりあえず釉薬が付いた状態です。 所々厚いところと薄いところがあるので,均等に仕上げたい時は指などで擦って厚いところの釉薬を取ってやります。 今回使った釉薬は全体的に黄土色っぽくなりますが,厚いところは濃くなります。というわけでそのままの状態でいくことにしました。 この釉薬はだいたい1230〜1250℃が適正温度で見本通りの状態になります。 温度によって色が異なったりするので釉薬ごとに設定する温度をしっかり把握しておいた方が良いそうです。 |
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やっと全部施釉し終わって窯に並べました。素焼きと違って重なるとくっついてしまうので慎重に。 特に板からはみ出すと溶けた釉薬が下にポタポタ落ちたりするので気をつけます。というかポタポタ落ちるくらい釉薬をつけると下の板とくっついてしまうのでまずいですけど。 施釉も終わり最後の工程にたどり着きました。 というわけでいよいよ本焼きっ 今回の焼成温度は1250℃。 最近は窯もデジタル化してきて温度設定をしておくとその温度で止まってくれる物もありますが, そんな便利なもんはないですっ。 というわけで,温度計を見ながらやっていくことにしました。 |
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・・・・・見事に行き過ぎました。爆 朝6時から始めてこの時点で夜の8時。 1100℃を超えたあたりからなかなか温度が上がらなくなりました。 で,他の作業をいろいろしている間に1260℃。 まぁしょうがないですね。10℃高いだけですから。 ・・・・・といいつつ結構できあがりが不安です。 電気を切っても中の温度はまだ高いのですぐには出せません。温度を下げるのもゆっくり下げた方がいいようで急激な温度変化は割れなどにつながるということです。 レポート的には1200℃くらいの中の画像も欲しいところですが,今回は途中で蓋を開けたりというのも控えました。 といいつつやっぱり温度が超えてしまったのが気にかかります。 |
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というわけで結果は完成品で。 |
窯出しも無事終わりやっと完成しました。 そして,鹿児島アートフェスタの喫茶コーナーに出品することができました。 初めての作品だったので売るつもりはなかったんですが,一緒に参加した方が3つ買って下さいました。 でも,我ながら初めてにしてはいいじゃんって感じです。爆 というか,1月から始めてこの時点で2ヶ月ちょっと。 まぁ何も知らないって恐ろしいですねぇ。 薩摩焼とか陶芸家の人達が作品を売ってる横でコーヒー入れて並べちゃってるんですから。笑 しかも陶芸家の人達にもこのカップ使ってもらったりして。 いいんです。とりあえず大満足ですから。 というわけで,陶芸家の仲間入りです。爆 |
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〜〜作品集〜〜 | ||
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とりあえずこんな感じです。 赤土のとっくりはかなり失敗でした。 色が毒々しくてしかも気泡がたくさん出てしまいました。 こんなのでお酒飲んだら悪酔いしそうです。爆 ![]() ![]() 今回は白土が中心だったので次は赤土でいろいろ作ってみようと思います。 ただ,赤土は釉薬の発色が結構違うので,実験台を作らないといけないです。 ツボとか湯飲みとかマイカップとかそういえば赤土でしたもんね。 釉薬次第で雰囲気結構違いますもんね。 |
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鹿児島アートフェスタ参加風景 | ||
まずは喫茶コーナー。 テーブルとかは参加された人が作られた物です。 |
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↓全体の様子↓ | ||
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と,まぁこんな感じです。 天気のいい中,いろんな家具や焼き物などが野外に並んで自由に見て回れるというイベントでした。 もちろんその場で家具作家の人達とオーダーの話をしてる人もいました。 何よりその職人さん同士が家具の話や陶芸の話で盛り上がっていたのは楽しそうでした。 普段はなかなか会う機会ってないですもんね。 それにしてもみなさんどれもこれも見ると欲しくなるような家具ばかり持ってこられてましたねぇ。 来年は焼き物と家具で参加したいものです。 ・・・・次なる企画は・・・家具作家か? |